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【永田町】ザ・キタノホテル東京 – 心と身体を癒してくれるスモールラグジュアリーホテル

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1973年に日系初のホテルとしてニューヨークに開業した「ホテル キタノ(ザ・キタノホテル ニューヨークを経て現在の名称はザ・プリンス キタノ ニューヨーク)」は、当時の市長、ジョン・リンゼイから“ニューヨークへの鍵”と感謝状を授与され、日米の新時代を築く架け橋となりました。

ザ・プリンス キタノ ニューヨークと対をなすホテルとして2019年4月に誕生したのが「ザ・キタノホテル東京」です。そこはかつて「北野アームス」という多くの政財界や文化人に愛されたアパートメントホテルがあった場所。そのDNAを引き継ぎ「暮らすように滞在する」というコンセプトのもと日本の新しいエレガンスを提供すべく生まれ変わりました。

お部屋

ザ・キタノホテル東京の客室数は70室。スモールラグジュアリーホテルらしく、決して多くない部屋数ですが、お部屋のカテゴリーはプレミアムフロアやスイートルームを含めると14種類と多岐にわたっています。

お部屋によって「春・夏・秋・冬」のカラースキームを設けており、温かみのある色調の家具と内装で統一されています。

それでは今回、実際に見せていただいたお部屋のご紹介です。

コーナーデラックスルーム

最初に見せていただいたのは角部屋に位置する「コーナーデラックスルーム」。角部屋ならではの二面採光で予想以上に自然光が入る明るいお部屋です。

こちらの客室は「夏」がテーマで絨毯はきらきらと太陽が輝く海、そして波を連想させる模様が施されています。夏とはいってもビタミンカラーというわけではなく落ち着きのある色使いで穏やかな気持ちにさせてくれます。

広さは49平米と数字だけ見ても十分の広さなのですが実際に訪れてみるとより広々としたゆとりのある空間に思えました。

バスルームとベッドルームを仕切るアイランド型の洗面台にはスツールが設置されているのが嬉しいポイント。特に女性は朝の支度の際に大変助かりますよね!

バスアメニティはイギリスのメゾンフレグランス「ミラー ハリス」を採用。

よくあるアメニティグッズに加えてフェイスマスクや足指セパレーターなども用意されていて、ここにもお客様の身体を労わるザ・キタノホテル東京の想いを感じられます。

前身のサービスアパートメント「北野アームス」の名残として全客室に設置されているのがキッチンシンクです。シンクがあることで贅沢なホテル気分に日常感がプラスされ、生活しているような気分になれます。

カウンタートップ上のネスプレッソや冷蔵庫の中のドリンクは全て無料で利用可能です。

ちなみにこちらのお部屋はエントリーカテゴリー・36平米の「スーペリアルーム(キング)」とアウターコネクティング可能。

ジュニアスイート

続いて見せていただいたのは60平米のスペースにベッドエリアとリビングエリアを機能的に配置した「ジュニアスイート」。

高級感はありながらも、いい意味で自宅感を感じることが出来て長期滞在でも快適に過ごせる機能的なお部屋です。カップルで滞在してもそれぞれが自分の時間を大切に過ごしている風景が目に浮かぶ、そんな感想を抱きました。

写真はありませんが、収納数が豊富なことも中長期滞在者には嬉しいポイントです。ゴルフバッグの置き場所もバッチリ!ホテル地下にはコインランドリーも完備しているのでウェアの洗濯も楽々できちゃいます。

洗面は嬉しいダブルシンク。なんだかんだ朝夜の時間ってごちゃつくのでシンクが分かれていると助かりますよね。

バスタブとレインシャワーは全客室に設置されています。

キタノ シーズナルスイート オータム

客室があるのは3階から8階まで。客室最上階の8階はプレミアフロアとなっています。通常階のスタンダードルームと同じ造り(調度品やインテリアは別)の「プレミアルーム」の他、「春・夏・秋・冬」それぞれのカラースキームを持つ「キタノ シーズナルスイート」が配置されています。

「秋」をテーマにしたこのお部屋は紅葉らしい色使いが特徴的です。「プレミアルーム」のお部屋は使用する木材や石材もスタンダードルームとは異なるものを使用するなど各所にこだわりが。客室内に電子レンジ、IHクッキングヒーター、大きめの冷蔵庫、乾燥機能付き洗濯機などが設置されていて、まさに”暮らすように滞在する”が叶うお部屋です。

こちらのお部屋は国道246号線に面しており車通りも多いのですが二重ガラスの扉を閉めていると車の走行音は全然気になりませんでした。

シグネチャースイート スプリング

プレミアフロアの角に位置し、大きな窓からは皇居が一望できるザ・キタノホテル東京で一番広いお部屋。キタノ シーズナルスイート オータム同様、このお部屋で生活をしていると錯覚するほど充実した設備が整っています。ウォークスルーの回遊式クローゼットは使い勝手抜群です。

館内施設

レストラン・バー

朝食はメインダイニングの「L’Orangerie光庵」にて。2024年7月にオープンしたばかりのこちらのレストランでは「身体にやさしいフレンチ」をテーマに旅でお疲れのお客様の胃腸も癒すお食事を提供しています。朝食は宿泊者のみの利用ですが、ランチとディナーはどなたでも楽しむことが可能です。ランチはコースのみですが、ディナーはアラカルトも用意されているのでホテル滞在中、軽めに食事をしたい場合にも嬉しいですね。

また、オールデイダイニングとして喫茶・軽食を楽しむことのできる「ティーラウンジ佳風」、江戸前寿司の「すし おうみ」(要予約)、そして屋上にはルーフトップバー「キタノアームスラウンジ」があります。

地上9階建てと東京のホテルとしては低層のため正直眺望は期待していなかったのですが、意外や意外、東京の景色が一望できる穴場スポットでした!春になればしだれ桜も咲くそうで東京の夜景を楽しみながらしっぽりとお花見を楽しみたいですね。

ランドリー、フィットネス

地下1階には長期滞在に嬉しいコインランドリー、24時間利用可能なフィットネスルームが完備されています。

アクセス・ロケーション

電車でのアクセスは東京メトロ 有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」4番出口から約徒歩1分。東京メトロ 銀座線・丸ノ内線「赤坂見附駅」からは徒歩7分程度ですが徒歩圏内です。

ザ・キタノホテル東京が位置するのは国道246号線沿い、日本の政治の中枢部・永田町。国道沿いということもあって、”知る人ぞ知る”ホテルではないでしょうか。ホテル周辺に他のショップやレストランが多いエリアではないのですが、メトロ各線へのアクセスは良いため観光のしやすいロケーションです。日本発のスモールラグジュアリーホテルを希望されている方には最適のホテルでしょう。

「非日常」を感じられるホテルステイもとても魅力的ですが、ラグジュアリーながら「日常」感のあるザ・キタノホテル東京での滞在で心も身体も癒しませんか?

最後に…ザ・キタノホテル東京には「武田菱」がデザインとして取り入れられています。それはこのホテルが建つ平河町がかつて江戸城の外郭門内で武家屋敷が多かったことに由来するのだとか。余談でした。

ザ・キタノホテル東京

住所東京都千代田区平河町2-16-15
電話番号03-3288-0015
ウェブサイトhttps://www.kitanohotel.co.jp/tokyo/