「日本に旅行するのに一番いい時期はいつだろう?」と考える方も多いでしょう。
春と秋がおすすめの季節だと有名である一方、一番観光客が多く混んでいる季節でもあります。と言うことでこの記事では旅行時期を決定するのに役立つ、各時期の状況についてお伝えします。
ピークシーズン(繁忙期)
日本はインバウンドに限らず、国内旅行も盛んです。そのためピークシーズン(繁忙期)の宿泊施設は価格が最も高く、(特に旅館では)何ヶ月も前から予約が埋まっていることもあります。その上、観光地は観光客で混雑しており渋滞やレストランでの順番待ちも発生します。もしピークシーズンに日本旅行を計画されている方はこの様な状況を念頭に置いておいてください。
桜の時期:3月下旬〜4月中旬
ゴールデンウィーク:祝日が続く大型連休のため、多くの人々が旅行に行きます。通常4月終盤〜5月の始めに当たります。
お盆:夏の大型連休。家族で故郷に帰省したり旅行したりします。通常8月中旬に設定されます。(8月10日〜20日の間くらい)
紅葉の時期:紅葉の見頃は11月中旬から11月下旬ですが、ピークシーズンは10月初旬〜中旬から始まります。
年末年始:日本人にとってとても大切な時期。旅行に出たり故郷に帰省したりと人の移動が最も多くなります。同時に多くの観光スポットや体験スポットから高級レストランに到るまで年末年始の数日間は営業をしていないところが多いです。通常の観光が困難となるため12月24日から1月3、4日頃までは来日を避けることをおすすめしています。
気温と天気
多くの欧米諸国の様に日本にも四季があります。季節かんはヨーロッパやアメリカとほとんど同じです。
春(4月〜6月)
気温は心地よく(15-25℃ / 60-80℉)同じ週でも涼しい日と暖かい日、晴れの日と雨の日が交互にあるので、一喜一憂することもあります。
桜の開花時期は毎年異なりますが、通常は3月末〜4月上旬頃から始まり、開花期間は7~10日程度です。桜に出会えるかどうかは運次第です!
服装面では、薄手のセーターや薄手のジャケットなど肌寒いと感じた時に羽織るものを持っておくのがおすすめ。
前述の通り、桜の時期はピークシーズンでもあり、宿泊料金が最も高くなる上、観光地も大変混雑しているので注意が必要です。一方、6月は一般的にローシーズンとされるため、宿泊料金もリーズナブルですよ。
夏(7月〜9月)
気温は暑く(30-35℃ / 85-95℉)、湿度も85%と高いためサウナの様に蒸し暑く感じます。暑さと湿度に慣れていないと少し辛いと感じるかもしれません。熱帯雨は6月末〜7月上旬頃に発生しますが、台風は予測不能で7月〜10月までいつでも発生する可能性があり、強さも様々です(2020年は穏やかな台風シーズンでしたが、2019年は非常に強くて壊滅的な被害を受けた地域もあります)。
暑いので屋外では薄着で過ごすことになりますが、室内は冷房が効いていて寒く感じることもあるので、羽織があると便利です。
国内旅行や家族連れで賑わう8月10日~20日のお盆休み(ピークシーズン)を除けば、夏はそれなりに忙しくなります。6月と9月は比較的過ごしやすい気温で、静かな時期なので、旅行するには最適な時期です。
秋(10月〜11月)
気温はだんだん低くなり(25-15℃ / 80-60℉)、湿度も低くなっていきます。雨は他の月と同じように降ることがあり、木の葉が紅葉するのは(その年の天候にもよりますが)11月上旬からで、11月中旬頃がピークとなります。
日本人は各地で紅葉を見に行く旅行が大好きなので、秋は特に紅葉が始まると、繁忙期となります。ホテルの料金はピーク料金となり、有名な観光スポットではかなり混雑することもあります。
夕方や風が吹くとかなり肌寒いので、薄手の上着やセーターを持っていくことをお勧めします。傘も忘れずに。
冬(11月〜3月)
気温は低く(0-10℃ / 30-50℉)晴れた青空、雲、雨、時折雪が降るため、毎年冬に一度か二度、列車の運行に支障をきたすことがあります。
この季節は暖かいコート、手袋、マフラー、長肌着を用意することをお勧めします。厚手の靴下は、靴を脱がなければならない場所(寺院など)を訪れる際にも便利です。
混雑具合:冬は通常ローシーズンとされています(年末年始を除く)。宿泊料金も一年を通じて一番やすくなることが多いです。
この記事が、あなた(またはあなたのお客様)の日本旅行計画のお役に立ちますように。