【越後妻有】清津峡渓谷トンネル「Tunnel of Light」- 幻想的なアート空間を楽しむ

【越後妻有】清津峡渓谷トンネル「Tunnel of Light」- 幻想的なアート空間を楽しむ

妙高高原にある赤倉観光ホテルに宿泊した翌日は、越後妻有エリアを訪れました。3年毎に開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台となっているエリアで、赤倉観光ホテルからは車で約2時間ほどの所にあります。

本来であれば2021年7月25日(日)から9月12日(日)に「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021」が開催予定でしたが、新型コロナウィルス感染状況を鑑みて、2022年夏季に延期となりました。ちなみに、私は昨年(2020年9月)にアート巡りしてきました。

芸術祭期間外にも常設のアート作品はいくつもあるのですが、中でも楽しみにしていたのが、清津峡渓谷トンネルにあるアート作品 「Tunnel of Light」。

清津峡渓谷トンネルは、1988年(昭和63年)の落石以来、封鎖されていた清津峡渓谷ですが、1996年に「清津峡渓谷トンネル」が誕生しました。このトンネルは雄大な清津峡の大自然をより安全に、より安心して鑑賞していただけるよう作られたものです。

2018年の大地の芸術祭ではマ・ヤンソン/MADアーキテクツによるアート作品「Tunnel of Light」としてリニューアルしました。


第一駐車場に車を停めると、こんな風景が。ここから清津峡のトンネルに向かって歩いていきます。道中は少しお土産屋さんもありました。

歩くこと数分でトンネルの入り口に到着しました。ここで入場券を購入します。入り口壁面にトンネルの地図が記載されているのですが、ここで初めてお目当のパノラマステーションまでは結構距離があることを知りました。トンネル入ったらすぐ見られるのかと思っていた!!

トンネル内通路は整備されているので歩きやすかったです。フラットな道なのでベビーカーでも通ることができます。車椅子も数台は受付に準備されていました。

パノラマステーションに到着するまでに、三つの見晴らし所を通りますが、それぞれに違う魅力があります。

写真は撮らなかったのですが、気になったのが「第二見晴所 -見えない泡-」。見晴らし所の手前に謎の物体があるのですが、それはなんとトイレだったんです。トイレ内部には入らなかったので気づかなかったのですが、トイレの中から見晴所の空間と清津峡の渓谷が楽しめる仕組みになっているのだそう。入ってみれば良かった!

写真は「第三見晴所 -しずく-」で、最終目的地のパノラマステーションに一番近い見晴らし所。湾曲した壁にちりばめられたしずくのような形の鏡が、外の風景を反射しながら内部に取り込んでいます。

第三見晴所を後にし、もう少し歩みを進めて行くと、念願のパノラマステーションに到着しました。

「水盤鏡」が清津峡の景色を映してとても幻想的。

水の中は歩けるんですよ。端の方はスニーカーで歩いても写真を撮って帰ってくる程度であれば濡れませんでした。中心部も歩けますが、水深が15センチ程あるので、濡れても良い格好をした方が良いですね。靴を脱いで入るのも峡谷の沢水の冷たさを直に感じられるので良いと思います。

先まで歩いて渓谷の前に立つと、自然と一体となっている感覚、この幻想的なアート作品の一部になった感覚になります。あー、満足。

まとめ

ずーっと気になっていた「Tunnel of Light」。焦がれていた場所ということもあり期待値も上がっていましたが、期待通りの感動を与えてくれる場所でした。

ただ、パノラマステーションに到着するまでに歩く距離はなかなかのもの。まだ着かないの〜?と思うこともしばしば。見学時間も含めると往復で40分〜60分くらいはかかります。私は行きたかった所に着いた、これだ!という気持ちが大きく楽しむことができましたが、熱意が足りないと「これだけ歩いてこれ??」という感想を抱いてしまうかもしれないとも思いました。

また、大地の芸術祭会期外の平日でしたが、ここだけは結構人が訪れてい他ので、休日や会期中は相当な混雑が見込まれます。

この風景を直に感じたい!ここで写真を撮りたい!と思う方にはオススメですが、一定の時間は取られる為、そうでない場合はスキップしても良いですね。

清津峡渓谷トンネル

住所新潟県十日町市小出癸2126
電話番号025-763-4800
受付時間8:30 – 16:30(平坑時間 17:00)
入館料【大人(高校生以上)】800円
【子供(小・中学生)】400円
【未就学児】無料
駐車場約155台(無料)
ウェブサイトhttps://nakasato-kiyotsu.com/