新潟県南部、日本百名山の一つに数えらる妙高山の中腹に一際目をひく赤い屋根の建物があります。1937年、高原リゾートホテルの草分け的存在として誕生した【赤倉観光ホテル】です。ゴルフ場やスキー場は併設されているものの、ホテル以外に目ぼしい観光スポットはありません。あるのは雄大な自然のみ。日本を代表するクラシックホテルで“何もしない”を楽しむラグジュアリーな時間の使い方してみませんか。
妙高高原インターを下りてしばらく車を走らせると、印象的な赤い屋根が見えて来ました。うーん、クラシカル。というか、なかなか古そうに見えるけど大丈夫かな。口コミでは「外観は古いけど、内部やサービスは素晴らしい」と言われていたけど少し不安です。
山道をその後も走るとエントランスに到着しました。趣のある看板がお出迎え。ここから見てもあんまり綺麗そうに見えない、大丈夫かな、まだ不安が消えません。
チェックインを済ませ、本日のお部屋へと移動します。今回私は本館のデラックスツイン(43平米)に宿泊です。本館は建物自体は古いのですが、お部屋は2018年にリニューアルされており、予想以上に綺麗で驚きました。
クラシカルモダンなお部屋はブラウンを基調としていてホッと落ち着ける雰囲気です。
野尻湖側のお部屋だったので窓からは雄大な山々と野尻湖が望めます。野尻湖は思ったより遠くて、小さくしか見えなかったけどね。
デラックスツインの浴室、なんとビューバスです。私は大浴場で温泉を楽しんだので使う機会はなかったのですが、この写真だけでも満足。
洗面所はダブルシンクで使い勝手が良い。
お部屋の鍵とバゲッジタグ、レトロ感漂いまくりでめちゃくちゃ可愛くないですか?「かわいい〜」と言っているとスタッフの方が何も書いていない新しいバゲッジタグをプレゼントしてくださいました。
ギフトショップにホテルグッズも販売されているのですが、そのデザインもとても可愛いんですよ。あまりお土産を買わないタイプなのですが、ついつい買ってしまうほど気に入りました。
お部屋で一息ついた後は明るいうちにホテル散策に出発!まずは本館のロビーラウンジから。
絨毯や家具は歴史を感じるけどキチンと手入れされているのが伝わります。2階にはライブラリーもあり、仕事をしている方もいらっしゃいました。
ホテルの庭?もちょっと散歩して見ました。かすみ草畑があったり、季節の花々が出迎えてくれているようで気持ちいい。少し坂を下っていくとホテル全景をみることが出来ました。こちらは本館。
本館の右側に見えるのが、2009年に建てられた「SPA & SUITE棟」と2016年に建てられた「PREMIUM棟」。ちょっと見るだけで新しく綺麗だと分かるものの、本館との調和がとれています。こちらの棟には温泉露天風呂とテラスのついたお部屋があるんです、いつか泊まってみたい!
「SPA & SUITE棟」にも行ってみました。本館のギフトショップを抜けて渡り廊下を歩くと行くことができます。この先にとてもフォトジェニックなスポットがありました。
それがこちらの「アクアテラス」です。あまり天気が優れなかったのが残念ポイントですが、曇っていても思わず写真を撮りたくなるような景色です。天気の良い日には水盤に景色が反射して見えるのだとか。
テラスにはもちろん椅子も準備されているので、ゆらゆら揺れる水盤と雄大な自然を眺めながらのんびりするのもオススメの過ごし方。
この他、ホテルの歴史を知るギャラリーや、カフェ、温泉も施設内にあるのでホテルの中でゆったり贅沢な時間を過ごせるホテルだと思いました。
名門ゴルフコースでリゾートゴルフ
赤倉観光ホテルには、名門ゴルフ場「赤倉ゴルフコース」が隣接しているので、滞在中にラウンドして見るのもオススメです。ゴルフ場を設計したのは、東京オリンピックの競技会場でもある霞ヶ関カンツリー倶楽部を設計した井上誠一。
ホテルに隣接はしているものの、少し山を下っていかないと行けないため、歩いて行くのは困難です。ホテルにお願いすればゴルフ場まで送迎も可能とのことなので、是非利用してみてください。
赤倉観光ホテルまでのアクセス
電車で訪れる場合は北陸新幹線【上越妙高駅】で下車し、そこからタクシーを利用するのがオススメ(所要時間約40分 / 料金約1万円)。上越妙高駅は“はくたか”というタイプでしか停まらないので注意が必要です。
<上越妙高駅まで>
・東京から約2時間
・金沢から約1時間
実は最寄りの電車駅は「妙高高原駅」で、妙高高原駅−ホテル間は予約制のシャトルバスが運行していますが、在来線駅の為、海外のお客様には乗り換え等のハードルが高くあまりオススメしません。
赤倉観光ホテル
住所 | 新潟県妙高市田切216 |
電話番号 | 0255-87-2501 |
ウェブサイト | https://www.akr-hotel.com/ |