目的地

【山中湖】忍野八海 – 富士山の湧水池「神の泉」

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山中湖と河口湖の間にある忍野八海(おしのはっかい)は富士山とともに神秘的な湧水池を楽しめるパワースポット!

忍野八海

世界文化遺産「富士山」の構成資産の一つ。忍野八海とは「出口池」「お釜池」「底抜池(そこなしいけ)」「銚子池」「湧池」「濁池」「鏡池」「菖蒲池」の富士山を水源とする8つの湧水池のことを指しています。昔から「神の泉」と呼ばれている上、迫力のある富士山も眺められるためパワースポットとしても知られています。江戸時代には富士山に入る前に身を清めるために訪れる巡礼地でした。

一番霊場 出口池

八海の中で一番大きいのが「出口池」。昔からの自然をそのまま残していて、ゆったりと鑑賞できる場所です。ただ、八海の中で一つだけ離れているため(徒歩20分ほど)私はいけませんでした。

二番霊場 お釜池

忍野八海の中で一番小さい涌泉でありながら、なんと4mという深さがあることでも知られています。この風車が目印。

三番霊場 底抜池(そこなしいけ)

八海の中で一番昔の風景を保っている底抜池。地底でお釜池と水脈が繋がっていると言われています。底抜池で野菜など洗おうとした際、手からそれらを池に落としてしまうと、水に流されて消えてしまう伝説もあります。

四番霊場 銚子池

酒を注ぐ銚子の形に似ていることから「銚子池」と名付けられました。昔、結婚式の最中に大きなオナラをしてしまった花嫁がそれを恥じて銚子を持ったままこの池に身を投じたと言う悲しい伝説もあるのですが、現在では「縁結びの池」と伝えられています。

五番霊場 湧池(わくいけ)

忍野八海を代表する池で、湧水量は毎秒2.2m3と一番多いのが特徴。1983年にはNASAが宇宙で雪を作る実験にこの湧池の水を使用しました。

六番霊場 濁池(にごりいけ)

湧池と隣接している水深50cmほどの小さな涌泉です。濁池と言う名前ですが、水車から井戸水を流しているので水は透き通っています。みすぼらしい行者がこの池の地主の軒先で一杯の水を求めたが断られてしまい、その際に池の水が急に濁ってしまったという伝説が残っています。

七番霊場 鏡池

富士山の姿が水面に鏡の様に映るので「鏡池」と名付けられています。この池には全ての善悪を見分けるという伝説があります。

八番霊場 菖蒲池

キショウブが自生しており初夏には美しい花を咲かせます。天気が良ければ石碑越しに雄大な富士山もみることができます。この池の菖蒲を体に巻くと病気が治るという伝説も!

九番霊場? 中池(なかいけ)

お土産屋さんの近くに一際目を引く大きな池がありました。そこから見える富士山がとても綺麗。ここも八海の一つかと思いきや、これは人口の池「中池(なかいけ)」なんだそう。八海にも劣らず美しいので、一見の価値ありです。中池の真ん中には湧水口があるのですが、これが美しくって、うっとりするような深い青。また水面に反射して鏡の様にも見えるので、ここで記念撮影をする方もいます。反対側から撮影するとよく映ってオススメ!

湧水口へ行く途中には名水があって、誰でも飲むことができます。ペットボトルに入れて持ち帰ることも可能ですよ。

忍野八海で見つけた忍野村のマンホール。実際に見たままの風景が描かれていて、これぞ忍野!という感じです。余談ですが、日本のマンホールは地域によってデザインが異っているので気をつけて見てみると面白いですよ。

写真では伝わりきらない忍野八海の美しさ、是非現地で感じて見てください!

忍野八海

住所山梨県南都留郡忍野村忍草