【御殿場】太平洋クラブ 御殿場コース – 霊峰富士山がミラクルを呼ぶ

【御殿場】太平洋クラブ 御殿場コース – 霊峰富士山がミラクルを呼ぶ

富士山のなだらかな山麓に広がる美しいチャンピオンコースは世界のゴルフ場人気ランキングの常連で、国内外の多くのゴルファーが一度はプレーしたいと願う日本を代表するコースです。

歴史ある「三井住友VISA太平洋マスターズ選手権」が毎年開催される事でも有名なコースで、過去にはスペインのセベ・バレステロスやリー・ウェストウッドなどの外国人選手、古くは尾崎将司や中嶋常幸、最近では石川遼や松山英樹など人気プロが優勝者に名を連ねています。

また昨年の第48回大会で香妻陣一朗が最終18番ホール(525ヤード、パー5)の見事なイーグルで1打差を逆転して初優勝した事もゴルフファンの記憶に新しいことでしょう。

18番の見事なイーグルと言えば世界中に強烈な印象を残したスーパープレーがありました。それはちょうど20年前に日本ゴルフ100周年記念イベントを兼ね開催された国別団体戦ワールドゴルフチャンピオンシップ(WGC)での事です。当時メジャー大会4連勝中の世界ランキング1位で人気絶頂のタイガーウッズがデビット・デュバルと共にアメリカチームとして出場しました。

しかし、最終日に首位と二打差で最終ホールを迎える絶体絶命のピンチ。そこでタイガーは張り詰めた緊張の中、第3打を直接カップインする奇跡のチップイン・イーグルを奪ってプレーオフに持ち込み、コースが揺れる大歓声が響き渡りました。ゴルフ史で長く語り継がれるあの偉大な一打がここで生まれたのです。

なぜタイガーと言う選手は何時もこれ以上ない舞台で劇的なドラマを演じるのでしょうか、それこそが天才であり人気の秘密なのでしょうね。

因みに日本でのWGCは1932年霞が関カントリー倶楽部で初開催され、1966年東京よみうりカントリークラブでの二回目ではジャック・ニコラウスとアーノルド・パーマーの帝王&キングチームが優勝してゴルフブームに火をつけました。

18番ホールと並ぶ印象的なホールが17番(230ヤード、パー3)ホールです。

打下ろし池越えのショートホールはティーグランド背後に聳える富士山が池に映る御殿場を象徴するシグネチャーホールです。富士山から吹き降ろす上空の複雑な風を読んで大きな池とバンカーに囲まれたグリーンを捉える事は容易でなく、ここを過ぎる迄勝敗は分からないと言われる難ホールでトーナメントでも数々のドラマが生まれました。

ドラマと言えば昨年プレーした際に同伴した友人がこの難ホールで記念すべき初のホールインワンを達成して思い出のホールとなりました。因みに私もその興奮と余勢で17番、18番を連続パーで上がり満足のラウンドでした。霊峰富士はミラクルを呼ぶ何かを持っているのかも知れませんね。

2018年には日本が世界に誇る最高峰のゴルフコースを目指し、全米オープンコースの改修などで世界的に有名な設計家リース・ジョーンズ(ロバート・トレント・ジョーンズの子息)と、世界の主要トーナメントコースを知り尽くし、このコースで2度の優勝実績がある松山英樹も加わって全面改修が行われました。改修は単に距離を伸ばすだけでなく戦略性と景観を重視し、バンカーや池などの位置や形状を変更して難易度に磨きをかけると共に、富士山の景観がより映えるようレイアウト変更するなど美しいコース造りを追求しているところも素晴らしいです。

また、整備の行き届いたコースだけでなく、訓練されたキャディー、クラブハウス、レストランの食事まで上質で高い水準のサービスを提供しています。

ゴルフ史に残る数々の名シーンを生んでファンを魅了する世界水準の御殿場でミラクルを体験してみては如何でしょうか。

太平洋クラブ 御殿場コース

住所静岡県御殿場市板妻 941-1
電話番号0550-89-6222
ウェブサイトhttps://www.taiheiyoclub.co.jp/course/gotenba/index.html