突然ですが・・・海外の方にとって三重県ってどのくらい知名度があると思われますか?三重県の方にはお怒りをかいそうな質問ですが、日本と言えば東京・京都・広島・・・と思っている外国人の方が圧倒的に多いと思うのですが、実は特定の層には知名度抜群なんです!1つは皆さんの記憶にも新しい主要国首脳会議に出席されていた皆様ですが、もう1つは・・・そうなんです、ゴルファー層なんです!三重県は日本国内屈指のゴルフツーリズム先進県で、多くの取り組みをされてこられているため、世界のゴルファー層にはよく知られている県なんです!今日はそんな三重県の観光の魅力を紹介させていただきたいと思います。
はじめに
三重県は愛知県・奈良県・和歌山県に面し、広大な保護区と約1,000kmにも及ぶ太平洋の海岸線を擁する自然豊かな県です。観光地としてもいろいろな魅力を持つ三重県ですが、海外の方に注目されているのは、先に述べた主要国首脳会議の会場にもなった風光明媚な伊勢志摩エリア、忍者でおなじみ伊賀エリア、そして熊野エリアの3つに分けられるかと思います。
エリア
伊勢神宮
江戸時代には “一生に一度はお伊勢さん” と言われていたほど庶民の憧れの旅路。それはまさに神宮、通称・伊勢神宮へ参拝への旅でした。そんな日本人の心のふるさと神宮には、皇室の御祖先の神と仰ぎ、私たち国民の大御祖神として崇敬を集める天照大御神をお祀りする皇大神宮(内宮)と、衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神をお祀りする豊受大神宮(外宮)を始め、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があります。これら125の宮社全てを含めて神宮といいます。
神宮の参拝はまず外宮から。神宮の祭典は「外宮先祭」といって、まず外宮で祭儀が行われるならわしがありそうで、その祭典の順序にならい、参拝も外宮から内宮の順に行うそうです。外宮は内宮の天照大御神のお食事を司る神であり、衣食住、産業の守り神としても崇敬されています。
そして内宮。およそ2000年前、垂仁天皇の御代から五十鈴川のほとりに鎮まります皇大神宮は皇室の御祖先であり、我々国民から総氏神のように崇められる天照大御神をお祀りしています。内宮の入口である宇治橋をわたり、玉砂利を敷き詰めた長い参道を進むとそこは神域。「心のふるさと」と称される日本の原風景が広がります。
神宮で1300年続けられている最大の儀式の一つが式年遷宮ではないでしょうか?20年ごとに新しく造営した殿舎に神様を遷すという儀式は今まで62回行われており、次は2033年の予定です。
鳥羽
市全体が伊勢志摩国立公園に位置する鳥羽市。豊かな自然景観や歴史・文化を味わえる観光地ですが、日本の真珠産業を築いた真珠王・御木本幸吉氏が世界で初めて養殖真珠を生み出したのもここ鳥羽です。そのミキモト真珠島では、真珠ができる過程や美術工芸品を展示する真珠博物館をはじめ、パールジュエリーが並ぶパールプラザなどをお楽しみいただけます。
またかつて真珠養殖を支えた海女の実演も見られるようになっているので、是非事前にスケジュールをチェックしておいてください!
風光明媚な場所として有名な二見浦。中でも有名なのは大小二つの岩が大注連縄で結ばれた夫婦岩ではないでしょうか?その沖合にある二見興玉神社は縁結びや夫婦円満にご利益があると言われています。
明治20年、伊勢神宮に参拝する賓客の休憩・宿泊施設として建設され、その後2003年に二見町に寄贈された賓日館も是非お立ち寄りいただきたいスポット!当時の一流の建築家や職人の技が見られる資料館として一般公開されており、特に御殿の間や大広間が見どころです。国の重要文化財にも指定されています。
生き物の飼育種類数日本一の鳥羽水族館も忘れてはいけません!人魚のモデルとも言われているジュゴンを日本で唯一飼育しており、その他にもラッコやスナメリ、スナドリネコなど1200種を超える生きものをテーマ分けされた12のゾーンで飼育展示しています。
伊賀上野
忍術を使う人・忍者。室町時代から江戸時代に大名や領主に仕え、また独立して諜報活動、破壊活動、浸透戦術、謀術、暗殺などを仕事としていたとされており、現在の三重県伊賀上野は伊賀流の拠点でした。その為この地で実際に生活し、修行をしていた忍者の痕跡がたくさん残されています。
なかでも必ずチェックしていただきたいのが、世界一の忍術資料を誇る博物館・伊賀流忍者博物館です。忍者に関する貴重な資料を集めた忍術体験館や忍者伝承館もあり、本物の忍者道具や資料を見るだけでなく、忍者が様々なからくりが施されている館内を案内してくれます。子供だましだと思って侮るなかれ!見ごたえ十分で楽しめます。
そしてお隣の伊賀上野城。現在の天守閣は1935年に復興されたものですが、木造の建物内はまさに戦国時代の雰囲気そのままです。最上階の天井には、横山大観などの色紙46点が飾られおり、そこから城下町一円を見下ろす眺めも格別です。
熊野古道・伊勢路
熊野古道とは、紀伊半島南部にある熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)と、伊勢や大阪・和歌山、高野及び吉野とを結ぶ古い街道の総称で、2004年にユネスコの世界遺産にも登録されています。その中で紀伊半島東部を南下する伊勢路(いせじ)は、伊勢神宮と熊野三山を結ぶ信仰の路。江戸時代から、お伊勢参りの後に伊勢路を通って熊野詣が行われました。
熊野古道らしい石畳や竹林はもちろんのこと、峠から熊野灘を一望できるコースや、日本一ともいわれる棚田を望むコース、熊野川の参詣道など、多彩な風景を楽しめるのが特徴です。特に石畳の美しい馬越峠は伊勢路の中でも人気のルート。夜泣き地蔵などの史跡も多く残っており、これぞ熊野古道という雰囲気を味わえます。また世界遺産・花の窟神社は熊野古道最大級のパワースポット。神々の母であるイザナミノミコトが眠る御陵です。
と・・・伊勢神宮から熊野速玉大社までの総距離約170kmで計17のコースが楽しめるようになっています。是非お気に入りを探してみて下さい♪
最後に・・・
最初に記載させていただいたよう、三重県は国内のゴルフツーリズム先進県で、いち早くインバウンドのコンテンツとしてのゴルフに注目し、積極的なプロモーション活動を行っています。海外のゴルファーの皆様に先を越されないよう、三重県へのゴルフ旅、早速ご検討下さい!