【デスティネーションガイド】栃木

はじめに

以前より多くの観光客に愛され、また世界遺産という事もあって外国人観光客にも大人気の日光。そんな世界レベルの観光地を有する栃木県。栃木県に訪れたことがあるという方の中には日光だけという方も多いのではないでしょうか・・・確かに日光は歴史と自然を満喫できる素晴らしいデスティネーションですが、栃木には日光以外にもたくさんの魅力的なエリアがあるんですよ！今日はそんな栃木をご紹介させていただきたいと思います。

エリア

日光

8世紀、勝道上人による日光開山がルーツという神仏習合の日光山。時は流れて1999年に【日光の社寺】として計103棟の建造物群と、これらの建造物群を取り巻く遺跡が世界遺産として登録されました。

その中でも最も有名と言えるのは徳川家康がまつられた神社・日光東照宮ではないでしょうか。境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む計55棟の建造物があり、全国から集められた名工の手によって施された豪華絢爛な社殿は圧巻です。最近では屈指のパワースポットとしても人気ですよね！

二荒山神社は二荒山（男体山）をご神体としてまつり、古くから敬われ、信仰をあつめてきた神社です。縁結びの神様としても有名です♪

豊かな自然を肌で感じたい！そんな方は、日光四十八滝といわれるほど滝の多い日光の中で最も有名と言っても過言ではない華厳の滝をお楽しみください！雄大さと華麗さを併せ持つ美しい滝の眺めは圧巻です。

奥日光の入り口に位置する中禅寺湖。約2万年前に男体山の噴火によってできたと言われており、今ご紹介した華厳の滝の雄大な流れの源でもあります。四季折々に見せてくれる日光ですが、特に夏は都心よりもかなり過ごしやすくなることもあり、昔から多くの外国人が避暑地として訪れていました。そこでいろいろな交流・外交が展開されるため【夏は外務省が日光に移る】と言われた時代もあったそうです！

那須

東京から新幹線で約1時間。軽井沢に並ぶ人気別荘地としても有名な那須ですが、近年は素敵な美術館やギャラリーなどが注目され、観光地としても人気のうなぎ上りです。

観光客でにぎわうエリアからは少し離れた森の中に佇むのがN’s Yardは、世界的なコンテンポラリー・アーティスト、奈良美智氏の個人美術館です。『作品をより身近にご覧いただける場所を日本国内に設けたい』という奈良美智氏の思いが形になった美術館で、未発表作品やコレクション作品を楽しむことができるようになっています。

栃木県有数の石の産出地である芦野にあるのが那須芦野・石の美術館 STONE PLAZAです。芦野に残されていた、大正から昭和初期に米蔵として立てられた石蔵を景観や街づくりの為に活かせないか・・・それがこのSTONE PLAZAの第一歩でした。設計した隈研吾氏は、この石の美術館で世界石材建築大賞を受賞されています。そんな石の美術館・STONE PLAZAについてはこちらをどうぞ！

那須からは少し離れますが・・・同じく隈研吾氏が設計し、複数の賞を受賞しているのが那珂川町馬頭広重美術館です。テレビCMのロケ地として使われたこともあるので、目にされた方も多いのではないかと思います。歌川広重の版画・肉筆画94点を含む計4,500点の作品を所蔵する美術館は、決してアクセスがいいとは言えない場所ながら人気スポットとして常に注目を集めています。

那須には他にもアートビオトープ那須や藤城清治美術館など見どころたくさんです。こちらの記事で是非チェックしてみて下さい！

益子

江戸時代末期から始まる益子焼の歴史。今でも250の窯元、50の陶器店が軒を連ねる日本有数の焼き物の町です。

お店の中には若手の陶芸家さんの作品をメインで扱っていたり、若い人が日常使いできるような作品が並んでいたりと、今の世代にも受け入れられるようなラインナップも多く、またカフェやギャラリーなど、散策しながら伝統工芸に触れることができる街並みになっています。中には実際に陶芸体験できるところもあるので、ご興味がある方は是非！

他には・・・？

今ご紹介した益子も通る真岡鐡道は、SLを走らせていることで有名です！単線・非電化の線路を走るSL。ファンにはたまらないですよね！

そして何と言っても・・・栃木県はゴルフ天国！ゴルフ場の数は約140と、全国4位の多さです。有名トーナメントコースから、お手軽なコースまで、いろいろな選択肢の中から選べるのは嬉しいですよね。

県内に温泉地がある事もあって、宿泊先もいろいろな選択肢が得られます。
お勧めは2020年に開業したばかりのザ・リッツ・カールトン日光！ホテルが快適すぎて、観光やゴルフが後回しになってしまう危険がありますが・・・詳しくはこちらをご覧ください。

ここには書ききれないくらいの魅力あふれる栃木県！
是非次の旅行先にご検討下さい♪