近年、日本食は国際的に人気が高まっており、日本にとっては最高のアンバサダーの一役を買ってくれています。日本を訪れる主な理由の一つにも日本食は挙げられています。
この記事では日本のレストランでのマナーやおすすめなどを紹介します。
レストランの予約
ほとんどのカジュアルレストランでは予約は必要ありません(予約を受け付けてないお店もあります)。ですので、ラーメンやお寿司などは直接お店に行けば楽しむことができます。しかしながら、人気のレストランでは(特に週末は)長い列を作っていることもあり席に着くまでに時間がかかることもあります。その際、待機スペースや列に並んでいたとしてもウェイティングリストに名前を記載するように言われるかもしれません。(並んでいてもウェイティングリストに名前がないとお店に入れないこともあるので注意してください。)
ところで、日本人はとても気長で我慢強いので45分、いや、1時間以上もレストランに入るまで待てるんですよ!(この傾向は都会ではより強いですね。)
カジュアルレストランが予約なしでも入りやすい一方で、高級レストランでは予約が必要で、しかも予約の際にメニューを決めなければならないことがあります。メニューは予算に合わせて決めてください。価格の違いは、量の違いというよりも使っている食材のレベルやクオリティによって生じます。
高級レストランでは厳しいキャンセルポリシーが適応されることを覚えておいてください。予約の1日〜3日前にキャンセルするとキャンセル料を支払わなければならないかもしれません。(100%のキャンセル料がかかることも!)
もう一つ覚えて欲しいのは「多くのミシュランレストランでは外国のお客様の予約はホテルのコンシェルジュ経由でしか受け付けてくれない」ということです。弊社での予約が確定し、宿泊施設の手配が確定すれば喜んでレストラン予約のコーディネートをさせていただきます。
ランチ
The Golf Japanでは個人のお客様の場合、通常ランチのご予約はおすすめしていません。それは、お客様やガイドが現地でより柔軟にプランを決められるようにするためです。The Golf Japanのガイドはその土地について知識があり、レストランの情報も多く持っているため、その日のお客様の気分や行程を考慮し最適なランチ場所をご提案します。
レストランでのマナー
日本に来ると、伝統的な日本料理(懐石料理)はあなたが食べたことのある日本食とは異なることに気づくでしょう。懐石料理を何回か食べると「食疲れ」を起こし、もう少し簡単な食事をしたいと思うかもしれません。その結果、楽しみにしていたレストランの予約をキャンセルするということになりかねません。こういった理由から、かしこまったレストランの予約は各都市で一件までにすることをおすすめします。
時間厳守
レストランの予約をした場合は、予約時間を厳守するようにしてください。というのも、ほとんどの(予約が必要な)レストランは極めて小さなお店が多いためです。中には7-9席のカウンター席しかないレストランもあり、一晩に2、3回転営業をするお店もあります。
ですので、予約時間の5-10分前にはお店に到着するようにしましょう。15分以上遅刻した場合、無断キャンセルと見なされたり、次の予約のお客様に迷惑がかからないよう食事の提供を受けられなかったりするかもしれません。
香水
通常、レストランに香水をつけていくことはおすすめしません。他のお客様の味覚や嗅覚を妨げるかもしれないからです。特にお寿司屋さんでは魚の香りも楽しむものなので、香水の香りがしてはお寿司の醍醐味を味わえません。
写真
ほとんどのレストランではお料理の写真を撮っても問題ありませんが、写真撮影を不可としているお店も実際にあります。その場合は事前に伝えられるはずなので、ご安心ください。SNS上に写真をアップする場合は肖像権の侵害に当たらないように、他のお客様が写り込まないようにしてください。
ご飯とお箸
お寿司は横に寝かせてネタに醤油を付けて一口で食べます。(日本人でも実は知らない方が多いです。シャリに醤油がつくとボロボロとこぼれて食べづらくなります。)素手で食べてもお箸で食べても大丈夫ですが、基本的には「手で食べることが良し」とされています。
ご飯にお箸を突き刺したり、お箸同士で物を渡したりすることは、葬儀の際に行われる慣習として忌み嫌われるのでやめましょう。
最後に、何か不安なことがあったら遠慮せずに質問しましょう!レストランのシェフやスタッフはおもてなしの精神を持ってお客様を迎えており、素晴らしい経験を提供してくれるはずです。