大地の芸術祭の里、越後妻有のアート作品を周遊してきました。清津峡渓谷トンネルや現代美術館キナーレなど、自然豊かなアート作品に触れてきましたが、その最後は松代エリアにやってきました。
まつだい「農舞台」
まつだい「農舞台」は、地域の資源を発掘し発信する総合文化施設です。オランダの建築家グループMVRDVが設計した建物の建物や部屋自体が、アート作品になっています。
また、農舞台は松代エリアのアート散策のハブスポットとなっており、ここを中心としてたくさんのアート作品に触れる事ができます。
まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」 / MVRDV
カフェ・ルフレ / ジャン=リュック・ヴィルムート
農舞台の中にあるレストラン「まつだい食堂」がこの作品の展示空間。MVRDVがデザインした4つの円形照明に、窓風景を四季に分けて設置した作品。レストランないも、窓から外を見ても自然とアートが共生していて、越後妻有ならではの景色だと感じました。
「関係 – 黒板の教室」(教育空間)/ 河口龍夫
机も椅子も、あらゆるものが黒板で構成されている教室。教室内には訪れた人がチョークで文字や絵を書き残していって、訪れた人全員で作り上げるアート空間でした。
地球儀も黒板になっています。
周辺のアート作品
滞在できる時間が短く、限られた作品しか見ることができなかったのですが、その中から一部をご紹介します。
棚田 / イリヤ&エミリア・カバコフ
伝統的な稲作の情景をテキストと彫刻で表現した作品。テキストは農舞台にあるので、テキストと彫刻が両方見られるスポットを是非探して見てください。
花咲ける妻有 / 草間彌生
草間彌生自身がお気に入りナンバーワンだという作品。「妻有はどんな作品でも大手を広げて自由に包み込んでくれる寛容の地である」というのをまさに表しているような作品。やはり草間彌生の作品は目を引く!
その他、たくさんの魅力的な作品があるのですが、時間切れでみることが出来ず…無念です。これらも見たかったなあ。次回の楽しみにとっておこう。
イナゴハビタンボ / 塩澤宏信
リバース・シティー / パスカル・マルティン・タイユー
まとめ
素敵な作品がギュギュッとつまった松代エリアの農舞台(とその周辺)は見逃せないエリアだと思いました。私は1時間ほどの滞在でしたが、「もう、全然足りない!」という印象でした。さささっと回っても1時間半、じっくり見る方は2、3時間必要になるのではないでしょうか。何はともあれ、表現方法の異なる様々な作品を一度に見られるこのスポットはおすすめです!
まつだい「農舞台」
住所 | 新潟県十日町市松代3743-1 |
電話番号 | 025-595-6180 |
営業時間 | 10:00 – 17:00(最終入館 16:30) |
定休日 | 火曜日・水曜日(祝日の場合は翌日休館) |
入館料 | 企画展により異なる |
ウェブサイト | https://www.echigo-tsumari.jp/travelinformation/nohbutai/ |