京都市街の西に位置し、その風光明媚な美しさを堪能すべく平安時代の貴族が別荘を構えたことで様々な歌や物語の舞台となってきた嵐山。渡月橋を挟んで上流が大堰川、下流が桂川と呼称が変わる雄大な流れと、春の桜・秋の紅葉をはじめ、四季折々の表情を求めて多くの観光客が足を運ぶ京都屈指の景勝地です。
渡月橋を北に渡り、川沿いに10分ほど進んでいただくと石畳の階段が目に入ります。その階段を登り切ったところにあるのが今回お邪魔させていただいた【嵐山 祐斎亭】です。
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嵐山のメインストリートから少し距離がある事もあって、目に映る景色もそうですが、音や空気からも静謐さを感じる空間です。
では早速中に入ってみましょう!
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【嵐山 祐斎亭】は明治期に建てられた地区150年の建物で、元々は千鳥という有名料理旅館だったそうです。京都の芸舞妓さんがここに呼ばれることを誇りに思うほど格式高い場所だったとの事。ノーベル文学賞を受賞されている川端康成氏が逗留し、【山の音】を執筆した場所としても有名だそうです。
ということで最初に【川端康成の部屋】にご案内いただきました。
山の緑と川の流れを感じられる贅沢な空間!文才など全くない私でも、ここに滞在したら何か素晴らしい文章が書けそうな気がしてしまう、そんな特別な場所でした。
お部屋にある磨き上げられたテーブルに映る景色を写真に収めると、まるで万華鏡の中にいるようです。
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この美しい景色を見ながらお抹茶をいただき、ちょっと一息・・・
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次に奥の丸窓の部屋にご案内いただきました。
丸い窓の向こうに見える雄大な自然と、それをテーブル越しに逆さに映す幻想的な世界。
まるで万華鏡の中に迷い込んだようです・・・
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そして一番奥のテラスと、そこに新しく作られた水鏡が更に美しいシンメトリーの世界を生み出しています!
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水鏡からちょっと離れて撮影した写真を見ると、どんなトリックになっているか分かりますでしょうか・・・
時間帯や天候に左右されない特殊な水を使って作られているこの水鏡。まさにアートです。
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すっかり美しい景色に目を奪われてしまいましたが・・・実はこちらの【嵐山 祐斎亭】は、染色作家・奥田祐斎氏のアトリエなんです!運が良ければ制作活動をされている姿を拝見できるかもしれませんし、事前に予約をすれば染色体験をすることもできるようです。
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四季折々で楽しめる自然の彩りと、染色作家・祐斎氏が生み出す美しい色の世界を堪能できる【嵐山 祐斎亭】。ココでしか体験できない彩~いろどり~の世界、是非触れてみませんか?
嵐山 祐斎亭
住所 | 京都市右京区嵯峨亀ノ尾町六 |
営業時間 | 10:00 – 18:00 ※ 季節によって異なるようなので、事前にご確認下さい |
定休日 | 木曜日 年末年始 |
入場料 | 2,000円 / 事前予約要(中学生以上のみ見学可) |
ウェブサイト | https://yusai.kyoto/yusaitei/ |