鉄道好きが一度は訪れたい鉄道好きの聖地と言われているのが、埼玉県大宮市の「鉄道博物館」、京都府京都市の「京都鉄道博物館」、そして愛知県名古屋市の「リニア・鉄道館」です。「リニア・鉄道館」はJR東海が運営する施設で、歴代の新幹線を中心に在来線や超電導リニアまで展示されています。
実は、「リニア・鉄道館」は名古屋市を訪れた外国人観光客からの満足度が第一位(japan-guide.com調べ)!その魅力はいったい何なのだろう・・・と気になっていたため、今回名古屋を訪れた機会に足を運んでみました。
アクセス
電車で
名古屋駅よりあおなみ線「金城ふ頭駅」下車、徒歩2分。
「金城ふ頭駅」はあおなみ線の終点で、名古屋駅からは約25分かかります。
車で
「リニア・鉄道館」には専用駐車場がないため、近隣の名古屋市営金城ふ頭駐車場に停めることになります。レゴランドを訪れる方も同じ駐車場を利用するので、特に休日は駐車場自体が混雑する可能性が予想されます。「リニア・鉄道館」入館による駐車場割引もなく、駐車場から結構歩くため特にこだわりがなければ電車で訪れるのがおすすめです。(駐車場からは10分弱歩きますが、「金城ふ頭駅」からなら徒歩2分。)
リニア・鉄道館
「リニア・鉄道館」に一番近い駐車場はどこだ?と探し回った結果、時間をロスしたもののなんとか辿り着きました!結構スッキリとしたシンプルな外観です。
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エントランスホールを抜けると、暗い室内に電車が3本展示されていました。蒸気機関車、新幹線、リニアモーターカーと電車の進化の歴史を簡潔に見せてくれています。
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初めて生で見るリニアモーターカーは近未来的なフォルムをしていてカッコいい・・・!
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リニアモーターカーの車内はこんな感じ。本来であれば、車内に入って近くで座席を見られるそうですが、今回はコロナ対策のため入れませんでした。新幹線の車内みたいな感じですね。
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この展示室はほんの序の口で、メインの展示室はこの先にあるのですが、全く情報を入れずに来たので、夫は「やっぱり大宮の鉄道博物館とは規模が全然違うな・・・(これだけか、という心の声)」なんて言っておりました。最初に目玉とも言えるリニアモーターカーを見せてくれる太っ腹さ故の勘違いですが、まったく失礼いたしました。
メインの展示室に行く前にちょっと寄り道。さて、新幹線の車内のような下のお写真、一体なんの写真でしょうか?
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そう、ここはトイレです!入った瞬間に電車の中に入ったような内装でテンションが上がりました。こういう遊び心、素敵ですよね。
さあ、メイン展示室に到着しました。こちらでは歴代の新幹線を中心に、在来線や蒸気機関車の車体の展示や、新幹線にまつわるアレコレを楽しく学ぶことができます。新幹線の運行が終わってから始発までのお仕事など普段は意識もしていないような部分も映像で見せてくれ、とても新鮮で面白かったです。
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こちらは新幹線の先頭形状の進化模型。だんだんと先頭がスリムな形になっています。こうやって空気抵抗を少しでも軽減できるように研究されてきたのですね。これを見てから実際の車体変化を横からみると本当に面白い。初期の新幹線は丸っこくて可愛い。先に見てきたリニアモーターカーは先頭がさらに細くなってましたよね。もはやとんがっている。ここまできたら、これから先はどう変化して行くのでしょう。
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日本では在来線のレール幅が狭いもの(狭軌)を採用しているのですが、新幹線は標準軌を採用しているそうです。私自身も初めて知ることだったのですが、実際のレール展示をしてくれているので、娘も自分で同じ幅に手を広げて体で違いを感じれます。こんな風に実際に見たり、感じたり、五感で電車のことを学べるので大人も子供も楽しめてとても良い!
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車体もたくさん展示されていて見ているだけで楽しいですよね。子供が大好き、新幹線のお医者さん「ドクターイエロー」も展示されていました♪
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他にも、とっても大きなジオラマや、運転シミュレータ(先着順で利用券を販売)、リニア擬似乗車体験など盛りだくさん!
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2階にはヒストリールームやキッズルーム(コロナで空いてなかった)、シアタールームなどがあるので、じっくりと見て回る方なら半日は滞在できそうな施設です。お弁当なども2階で購入して食べられるのでのんびり出来ます。
最後はやっぱりミュージアムショップでお土産を物色ですよね!
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「リニア・鉄道館」は、実際の車体も多く展示されていて迫力抜群な上、電車にまつわる興味深いことを楽しく学べる施設でした。その上、英語の説明が併記されている為、外国人観光客からなぜこんなにも高い満足度が得られているのかが分かりました。電車への愛情の大きさ、年齢、国籍問わず誰にでもおすすめ出来る施設ですので、名古屋にお越しの際は是非訪れてみては?
リニア・鉄道館
住所 | 愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2 |
電話番号 | 052-389-6100 |
開館時間 | 10:00 – 17:30(最終入館 17:00) |
休館日 | 毎週火曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月28日 – 1月1日) |
入館料 | 【大人】1,000円 【小中高生】500円 【幼児(3歳以上未就学児)】200円 |
ウェブサイト | https://museum.jr-central.co.jp/ |