【奈良】春日大社 – 圧巻の釣り灯籠が必見の世界遺産

【奈良】春日大社 – 圧巻の釣り灯籠が必見の世界遺産

660ヘクタールもの広大な地域にまたがる奈良公園は、貴重な歴史的文化遺産を包蔵する神社仏閣と雄大で豊かな緑の自然美が調和して、他に類例のない歴史公園とも称される公園になりました。

今回は奈良公園の中にある神社仏閣の中でも、ユネスコの世界文化遺産としても有名な「春日大社」に行きました。

奈良公園の東に位置する春日大社は、約1300年前、平城京を護るために建てられた古社。1998年には、春日大社や春日山原始林を含む「古都奈良の文化財」がユネスコの世界遺産に登録されました。

茨城県の鹿島から武甕槌命(タケミカヅチノミコト)を祭神としてお迎えしたのが、春日大社の始まり。その時に武甕槌命が白鹿に乗って来たという言い伝えから、鹿を神鹿(しんろく)とするようになったのだそうです。現在も奈良公園周辺には鹿が数多く生息しています。

鹿を神の使いとしている春日大社では、「鹿絵馬」を奉納することができます。神の使いの鹿に願いを託し、神様に直接祈願をするものです。バリエーションはオスとメスの2種類。目と鼻は描かれていないので、自分で自由に描く事が出来ます。個性が出て可愛いですね。

奈良公園の自然の中に鮮やかな朱色が目を惹く社殿。

さて、春日大社といえばずらーっと並んだ圧巻の釣り灯籠。約1000基もあります。金色に輝いているものもあれば、金が落ちて黒っぽくなっているものもあります。やはり新しいものはまだ金が残りやすいのですが、これは塗られた金の厚みにもよるのだそう。何百年も前のものでも、金を厚〜く塗られた物はまだ少しだけ残っていたりと、同じ形の灯篭でも表情が異なります。

台風の際には風で飛ばされないよう一つ一つ降ろしているのだそう。その努力のおかげで何百年も壊れる事なく飾られているのですね。江戸時代の徳川家5代目将軍、徳川綱吉の釣り灯籠も立派に残っていました。戦国時代〜江戸時代の武将、直江兼続のものもありましたよ。

釣り灯籠、石灯籠共に現在も奉納できるのですが、神主さんのおすすめは石灯籠とのことです。釣り灯籠は前述の通り、年に数回釣り降ろしをするため気をつけていても場所が変わってしまう事があるのですが、石灯籠は建てられたらずっと同じ場所にあるので、自分の証として分かりやすいからとおっしゃっていました。

ちなみに春日大社の石灯籠の数は約2000基。釣り灯籠と合わせて約3000基もの灯籠があることになります。これは日本一の数なんです。

余談ですが、奈良公園に生息する鹿は国の天然記念物。道路を悠然と歩いていたり、のんびり歩道に座っていたり、可愛らしくもありますが、飼育しているわけではなく野生なので十分気をつけてくださいね。奈良公園の随所で「鹿せんべい」を売っているので、鹿に餌やり体験も出来ますよ。

…私も鹿せんべいを購入したのですが、お財布を出した瞬間(まだ買っていない)に鹿たちが寄ってきて怖かった!ただ、鹿せんべいを持っていれば鹿にモテること間違いなしです。

春日大社

住所:奈良県奈良市春日野町160
TEL:0742-22-7788
拝観時間:【本社参拝】06:30~17:30 (11月~2月 07:00~17:00)
拝観料:【本社参拝 回廊内特別参拝】500円
ウェブサイト:https://www.kasugataisha.or.jp/