【沖縄】琉球ゴルフ倶楽部 – 一年を通してプレーを楽しめる風格ある南国の名門リゾートコース

【沖縄】琉球ゴルフ倶楽部 – 一年を通してプレーを楽しめる風格ある南国の名門リゾートコース

今や男子トーナメントを凌ぐほど人気が高い女子プロゴルフですが、その女子プロ誰もが一度は獲得したいと願うのが賞金女王です。今シーズンはコロナの影響で2020年と2021年のシーズンが統合され、誰も経験したことのないロングランシーズンでしたが、多くの若手が台頭して激しい争いとなりました。その結果、東京オリンピックでも銀メダルを獲得した稲見萌寧選手が日本女子プロ選手権など合わせて9勝し、賞金総額255百万円余りを獲得して初の女王に輝きました。

その稲見選手や昨年末までトップだった笹生優花選手を押えて今年初めからトップを走っていたのは黄金世代の一人小祝さくら選手です。9月に稲見選手に首位を奪われた後は息切れし賞金ランキング3位でシーズンを終えましたが、その小祝選手が優勝したのが「ダイキンオーキッドレディーストーナメント」です。毎年3月に女子ツアー開幕戦として開催されますが、1988年のトーナメント創設以来30年以上に亘り開催コースを続ける快挙を遂げているコースが沖縄県南城市にある「琉球ゴルフ倶楽部」です。

沖縄と言えば宮里三兄弟はじめ諸見里忍、宮里美香、比嘉真美子、上原彩子など多くの有名プロゴルファーを輩出している事でも有名です。毎年沖縄で開催されるこのトーナメントでは2004年17回大会で宮里藍が優勝しましたが、その後はしばらく地元選手の優勝はなく、前回の2019年32回大会で比嘉真美子選手が15年ぶりに地元優勝を果たしました。しかも最近の大会は地理的に沖縄に近い台湾テレサルー選手の二連覇や韓国アンソンジュ選手の2勝など外国人選手の優勝が続いていたので、日本人選手としては実に6年ぶりの優勝でした。今年の大会で比嘉選手は20位と期待された連覇とはなりませんでしたが、同じ沖縄出身で黄金世代の新垣比菜選手が10位と健闘、しかも優勝した小祝選手から新垣選手まで7打差に11人がひしめく大接戦となり、一日千人限定とは言え久しぶりの観客を沸かせました。

亜熱帯気候の沖縄は温暖で過ごしやすく、一年を通して快適なゴルフを楽しめるので多くのゴルフ場があります。その中でも沖縄本島南東部の美しい太平洋を望む風光明媚な高台にある「琉球ゴルフ倶楽部」は那覇市内から約30分とアクセスも良く、近隣の「那覇ゴルフ俱楽部」と共にひときわ人気の高い名門コースです。

高萩カントリーなど名コースの設計を行った梅沢弘の設計で1977年に開場し、広大な敷地にはそれぞれ自然の地形を活かした多彩な27ホールが配置されています。流石30年以上に亘り女子プロトーナメントを開催し続けただけに変化に富んだチャレンジングなコースですが、初心者から上級者までレベルに応じ緊張感と解放感を共に味わいながら常に飽きることなくプレーを楽しむことができます。

27ホールは其々個性の違う9ホールで構成され、東コースは池などのハザードや樹木が巧みに配置されて高い戦略性が求められ、西コースはフラットで広々したフェアウェーで思い切りよくティーショットが打てます。また、南コースは他のコースとは違い自然の地形を活かした起伏が多く、打ち上げ打ち下ろしホールが多いですが高台からは眼下に美しい海を眺められます。

いずれの組み合わせでラウンドしてもJGAコースレーティングが70を超える難コースです。特に高麗芝のグリーンは複雑なアンジュレーションと海風の影響で芝目がきつく、時に傾斜とは逆方向に向かう難しいパティングラインを読むにはキャディーのアドバイスが必要となります。幸いなことに全組に原則キャディーが付きますが、南国らしく親切で明るく楽しいキャディーが多いです。また、他の沖縄のコースと同様にカート付で18ホールスルーでのプレーとなるので、ランチなどは途中のキオスクで軽くスパム握りなどを頬張る事になります。

沖縄風の赤いレンガを用いたクラブハウスの外壁を囲むように咲く赤いブーゲンビリアが南国情緒を醸し出し、沖縄で古くから伝わる魔除けで幸運を呼ぶシンボルでもあるシーサーがコースゲートやティーマークにも使われてプレーヤーを迎えています。

比較的こじんまりしたクラブハウスの中には「ダイキンオーキッドレディーストーナメント」参加選手のサインボードや歴代優勝選手の写真が飾られており、トーナメントの雰囲気を垣間見る事もできます。

コースに隣接する約600年前に造られた古城「玉城城址」はじめ、周辺部には琉球王国で最も神聖な聖地であった「斎場御獄」、古城「糸数城址」など琉球の歴史を伝える遺跡があります。また、緑豊かな森林と古代人住居跡などある「ガンガラー谷」、国内最大級の鍾乳洞である「玉泉洞」など多くの観光名所やマリンスポーツが楽しめるビーチリゾートもあります。

また、コース近くの山間の住宅地にひっそりと佇む「胃袋」は沖縄で最も予約の取り難い人気のレストランです。

料理研究家の女性主人が一人で仕切る古民家の中で、テーブルのロウソクのうっすらとした灯の下で感性と味覚を研ぎ澄ますように頂く拘りの創作料理は絶品です。

一年を通して快適にプレーできる沖縄にある本格的なチャンピオンコースで女子トッププロの残映を追い求めながらプレーを楽しんでみませんか。

琉球ゴルフ倶楽部

住所沖縄県南城市玉城親慶原1
電話番号098-948-2460
ウェブサイトhttp://www.ryukyugolf.com/