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【軽井沢】ホテルインディゴ軽井沢 – キーワードは“別荘” ゲストをあたたかく迎え入れてくれるホテル

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東京駅から新幹線で約1時間とアクセスのよい軽井沢は、美しい自然に恵まれ、国内有数のリゾート地として発展してきました。標高1000mの高原に広がる軽井沢は夏でも比較的冷涼な気候なため避暑地としてよく知られています。

避暑地としての軽井沢がスタートしたのは1886年、カナダ生まれの宣教師アレキサンダー・クロフト・ショー氏が当地を訪れ、その美しい成長奈自然と気候に感嘆し、家族や友人たちとその夏に避暑目的で訪れたのが最初だそうです。彼は1888年には旧軽井沢に簡素な別荘を建て、また彼の友人宣教師たちも追って別荘を建て始め、そして1893年をはじめに日本人所有の別荘地も作られていくようになりました。このような背景から軽井沢は避暑地・別荘地として大きく発展、人気の地となったのです。

軽井沢の代名詞ともいえる「別荘」をキーワードに、軽井沢での滞在をより豊かにしてくれるのが「ホテルインディゴ軽井沢」です。ホテルインディゴブランドはその土地にしかないその土地の魅力‟ネイバーフッドストーリー”を映し出すライフスタイル・ブティックホテル。

軽井沢では「心に灯す炎と別荘時間」をコンセプトに、別荘に滞在しているような癒しと心豊かな時間を提供してくれるとのこと。2024年11月、どのような滞在になるのか期待を胸に実際に滞在してきました。

軽井沢駅から車を約10分走らせると見えてくるのが周囲と調和する建物。そのスタイリッシュなエントランスを抜けるとまず出迎えてくれるのが天井まである大きな暖炉です。長野県産の間伐材を使った木の温もり溢れる空間はゲストをあたたかく包み込んでくれるようです。9月から4月までは暖炉に火がつけられ心身ともに温かくすごせること間違いありません。

約2万㎡の敷地にはロビー棟、ダイニング棟、スパ棟、そして3つの客室棟の全6棟で構成されています。ロビー棟フロントカウンター上部にはタペストリー作家・佐伯和子氏によるタペストリー作品が存在感を放っています。こちらは染色した糸で「軽井沢の風」をイメージして作られた作品とのこと。

西洋の宣教師たちによって発展をしていった軽井沢は、いわば日本の中の西洋であり明治以降多くの文学者や芸術家たちにインスピレーションを与えてきた街。そんな軽井沢らしくホテル内には至る所にアート作品が展示されているんですよ。

ロビー棟の一角にあるライブラリーエリアにはクラシックカーのオブジェが展示されています。実は軽井沢はクラシックカーのレースが日本で初めて行われた地なんですって。オブジェひとつをとってもネイバーフッドストーリーを感じることができ、これからの軽井沢滞在がより興味深く印象に残るものになりそうです。

客室棟

客室棟は3棟に分かれています。計155室ある客室のうち、スタンダードルームは147室、スイートルームは8室で構成されています。

スタンダードルーム(32平米)

インテリアデザインは西洋と東洋が融合した軽井沢エリアの文化に、浅間山に見守られた大自然からのインスピレーションを掛け合わせて作られた空間。統一感のあるインテリアやアート作品が並び、まるでアートコレクターの別荘に滞在しているかのようです。

147室のスタンダードルームの広さはどれも32平米と同じですが、お部屋のレイアウト・向きによって多少仕様が変わります。私が滞在したのは【リバービュー(ビューバスタイプ)】のお部屋。バルコニーからは矢ヶ崎川のせせらぎを感じ、名門・軽井沢ゴルフ倶楽部がちょっとだけ見えるお部屋でした。

このほかには、ビューバスのついていない【リバービュー】、中庭に面した【ガーデンビュー】、プライベートな空間を楽しめる【プライベートガーデン】と全4タイプのお部屋が用意されています。やはり私のイチオシは【リバービュー(ビューバスタイプ)】です!

中庭に面したガーデンビューのお部屋からはスパ棟、レストラン棟、ロビー棟を含む眺めを堪能できるロケーションですが、一方で中庭からお部屋が見えてしまう可能性もあるので、気になる方は他のカテゴリをおすすめします。

スイートルーム(64平米)

リビングルームはスタンダードルームの2倍の大きさの64平米となっています。スイートと言ってもリビングと寝室を分けず、全体で広々と過ごせるような造りになっているのが特徴。広々としたウォークインクローゼットとダブルベイシンで機能性もばっちりです。

こちらのタイプにはプライベートガーデンが備わっています。建物1階に位置するのですが、地形的に半地下のようでまるで‟隠れ家”に滞在しているかのよう。プライベートガーデンで矢ヶ崎川のせせらぎを聞きながら(川は見えません)また木々が揺れるのを眺めながら朝のコーヒータイムを楽しむのも良いですね。

スパ棟

スパ棟は2階からなり、1階には大浴場、2階にはスパとフィットネセンターと滞在中の身体を整えてくれる施設となっています。大浴場は炭酸泉で露天風呂やサウナ・水風呂が備わっています。

スパ:ザ・スパ by HARNN

タイのナチュラルスパブランドでWORLD LUXUARY SPA AWARDS(ワールド ラグジュアリー スパ アワード)にて受賞経験のある実力派「ザ・スパ by HARNN 」。1名用と2名用の個室があるのでパートナーと一緒に利用することもできます。

フィットネスセンター

24時間利用可能なフィットネスセンターの器具はドイツのNOHrD社のものを使用しています。木製のプロダクトは職人がひとつひとつ手作りをしていて、製造から使用に至るまで電力をできるだけ使わずに自然のエネルギーを生かしているのが特徴です。

レストラン棟

レストラン棟にはピザ窯で焼き上げる自家製ピザや、薪火でダイナミックに作り上げる肉料理や野菜料理が自慢のオールデイダイニング「KAGARIBI」があります。地元の新鮮な食材を生かした料理が魅力のイタリアンです。

夕食

今回私は「DINNER 5 COURSE」をいただきました。メニューは季節ごとに変わりますが、今回は「鮮魚と根菜のミルフィーユ仕立て」、「タラバ蟹とトマトのパッケリ」、「鮮魚のロースト」、「国産牛サーロインの薪グリルと季節野菜」、「栗のカンノーロ」の5品。‟軽井沢のお野菜は美味しい”とは伺っていましたが、実際に味わってみると本当に味が濃く新鮮なお野菜に感動しました。ホテルインディゴ軽井沢にはソムリエも複数名在籍しているのでお食事と一緒にワインのペアリングを楽しむことができるのもポイントです。

朝食

朝食は朝7時から11時まで(最終入場10時15分 / ラストオーダー10時30分)ですが、時間帯によっては混み合い席に着くまで多少待つ必要があるかもしれません。私はテラス席で朝食をいただいたのですが、澄んだ空気とロビー棟のあたたかな雰囲気を眺めながら過ごす時間は格別でした。

その他

週末だけ開く「もう一つのバー」

週末のバータイムにはホテルエントランス併設のロビーラウンジにて「ミクソロジストお任せカクテル」のオーダーが可能です。お客様のご要望に沿ってミクソロジストのインスピレーションでオリジナルカクテルを仕立ててくれます。

今回はミクソロジストさんにお任せのカクテルをいただいたのですが、炙ったマツタケをカクテルにいれたり、幕の内弁当のように数種のカクテルが箱にまとめて入っていたりと私の想像力を遥かに超えるカクテルにまるでライブアートパフォーマンスを見ているかのようでした。

中庭

各棟をつなぐのはシンボルツリーのミズナラの木やファイアーピットを含む美しい中庭。春の訪れから冬の始まりまでオープンしている「焚き火ラウンジ」ではゆらめく炎に癒されてリラックスできます。

実はゴルフ場が多く、ゴルフを楽しむにはもってこいの目的地・軽井沢。大自然の中でゴルフを楽しんだあとには心休まる‟別荘”でリフレッシュしませんか。ちなみに、降雪のある軽井沢ではゴルフシーズンは4月から11月上旬頃となっています。

ホテルインディゴ軽井沢

住所長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉字屋敷添18番地39
電話番号0267-42-1100
ウェブサイトhttps://karuizawa.hotelindigo.com/