「見る、さわる、体験する」をテーマにした日本最大級の鉄道博物館、京都鉄道博物館に行ってきました。
これで、埼玉県さいたま市の「鉄道博物館」、愛知県名古屋市の「リニア・鉄道館」と併せて日本の三大鉄道博物館すべてに訪問です!
京都鉄道博物館はJR嵯峨野線「梅小路京都西駅」から徒歩2分のところにあります。前身である梅小路蒸気機関車館の拡張・リニューアルを行い、約7年の準備期間を経て2016年4月29日にグランドオープンした、日本最大級の鉄道博物館で、「地域と歩む鉄道文化拠点」を基本コンセプトとし、感動とひらめき、知的好奇心を生み出す場所として、子どもから大人まですべての人が楽しめる施設となっています。今回は京都鉄道博物館の見どころをご紹介します。
鉄道を"見る"
プロムナード
エントランスを抜けるとまず最初に出迎えてくれるのが日本の鉄道の近代化を牽引した車両たち。SLに通勤型電車、食堂車、新幹線などが展示されています。エントランスと本館をつなぐ、長さ約120mのプロムナードは駅のプラットホームをイメージしていて開放的な雰囲気です。
C62形26号機
日本最大の旅客用蒸気機関車で、貨物用だったD52形のボイラーを転用して製造されました。「銀河鉄道999」はこれがモデル。
0系21形1号車
こちらは世界で初めて時速200kmでの営業運転を実現した初代新幹線車両。京都鉄道博物館には先頭車2両を含む4両を収蔵しており、いずれも「トップナンバー」と呼ばれる製造第1号車です。こちら1両のみではなく、「編成」で保存されているのは大変貴重なんです!
戦後初の長距離電車として登場、東海道本線や山陽本線で活躍したクハ86形1号車。
トワイライトプラザ
本館入口の手前左側にある「トワイライトプラザ」は2代目京都駅舎の屋根部分を再利用して作られています。
扇形車庫
前身である「梅小路蒸気機関車館」でも人気を誇っていたのがこちらの「扇形車庫」です。現存する日本最古の鉄筋コンクリート造りの扇形車庫に、動態保存車両8両(営業運転車両3両)を含む蒸気機関車20両を保存・展示しています。
本館1階
本館1階では、吹き抜け空間の中心にJR西日本を代表する車両が展示されています。ここでは鉄道の誕生から発展、そして現代へ至る鉄道の歴史や車両の仕組みを学ぶことができます。
230形233号機
イギリスのSLを参考に設計された日本初の量産型国産蒸気機関車です。2016年に国の重要文化財に指定されました。
当時世界最速の300km/h営業運転を実現した「500系521形1号車」。現在でも山陽新幹線の「こだま」として活躍しています。(写真左)
往年の特急列車のトレインマーク。レトロでかわいいですね。
鉄道を"さわる"
京都鉄道博物館には実際に触れて鉄道のしくみや鉄道に関連するものについて楽しく学べる展示が多くあります。
鉄道における橋の役割や構造・工法を子どもにも分かりやすく伝える展示だったり、
ブレーキの仕組みを分かりやすく伝える展示だったり、
現代と昭和初期の改札の違いを実際に体験できたり、
その他にも鉄道のしくみにかんする展示がたくさん!
鉄道を"体験する"
全身「梅小路蒸気機関車館」でも大人気だった体験展示「SLスチーム号」に乗車し、往復1kmの蒸気機関車旅を味わうことができたり、運転士が実際に使用するシミュレータでお仕事体験をしたり、鉄道模型を利用して鉄道の安全を守る体験ができたりと様々な体験ができます。
人気の運転シミュレータは事前にチケットを購入する必要があるのでご注意を。館内では購入できません。
お腹がすいたら本館2階のレストランでひと休み。
車窓からは行き交う列車がたくさん見られて電車好きにはたまらない。東海道新幹線がひっきりなしに行き交うほか、サンダーバードや新快速、キティちゃんデザインの列車も見られました。
プロムナードにある食堂車でも軽食などの喫茶メニューを楽しめます。この食堂車は実際にブルートレインの食堂車として使用されていたもの。
同じくプロムナードにはオリジナル弁当を購入できるお弁当ブースもありますよ。
もちろん、ミュージアムショップもあるのでここでしか買えないお土産も是非ゲットしてください!
京都鉄道博物館
住所 | 京都市下京区観喜寺町 |
電話番号 | [ナビダイヤル] 0570-080-462 |
開館時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 毎週水曜日・年末年始(12/30〜1/1)ほか ※祝日、春休み、夏休みなどは開館 |
入館料 | 【一般】1,500円 【大学生・高校生】1,300円 【中学生・小学生】500円 【幼児(3歳以上)】200円 |
ウェブサイト | https://www.kyotorailwaymuseum.jp/ |