【横浜】カップヌードルミュージアム 横浜 – 子供から大人まで楽しく学べるクリエイティブシンキングワールド

【横浜】カップヌードルミュージアム 横浜 – 子供から大人まで楽しく学べるクリエイティブシンキングワールド

世界を変えた日本の発明品と言われて何が思い浮かびますか?

シュレッダーやカッター、乾電池やインスタントコーヒーも実は日本生まれだそうですが、インスタントラーメンもその一つ。年間消費量はなんと1,000億食と言われるインスタントラーメンは、もはや地球食と言っても過言ではありません。そんな世界で愛されるインスタントラーメンを発明したのが日清食品株式会社の社長・会長を務められた安藤百福氏。今日は安藤百福氏が96年間の生涯を通じて持ち続けた【クリエイティブな発想】と【最後まであきらめない執念】を感じに横浜みなとみらいにあるカップヌードルミュージアムに行ってみました!

カップヌードルミュージアム 横浜

カップヌードルミュージアム横浜、正式名称【安藤百福発明記念館 横浜】は2011年にここ横浜みなとみらいに開館しました。館内はインスタントラーメンヒストリーキューブ、安藤百福ヒストリー、百福シアターなど 安藤百福氏とインスタントラーメンの歴史が紹介されているフロア、マイカップヌードルファクトリーなど体験のフロア、NOODLE BAZAARワールド麺ロードで実際に食せるフロアなどで構成されています。

インスタントラーメンヒストリーキューブ

展示がスタートする2階に到着すると正面にあるのがインスタントラーメンヒストリーキューブ。1958年に世界初のインスタントラーメン“チキンラーメン”が誕生してから今日までに発売された3,000点を超えるインスタントラーメンが展示されています!そしてよーく見ると、日清食品以外の商品も並んでいるんです。お気づきになられましたか?安藤百福氏は1962年に即席ラーメンの製法の基本特許を登録するのですが、その後1964年に一社独占をやめ、日本ラーメン工業協会を設立し各社に実施権を与えているんです。「日清食品が特許を独占して、野中の一本杉として発展はできるが、それでは森として大きな産業は育たない」という明言を残して・・・今私たちが多種多様なインスタントラーメンを味わえるのは、まさに安藤氏の懐の深さによるものなのですね。

安藤百福ヒストリー

そんなインスタントラーメン発明者の安藤百福氏。インスタントラーメンの発明に至るまで、様々な事業への挑戦・失敗を重ねておられるんです。館内の百福シアターで安藤氏の生涯を知る映像を見る事ができるのですが、インスタントラーメンの研究を始められたときは前の事業の失敗で全財産を失って無一文状態だったとか!それでもあふれる好奇心とクリエイティブシンキングでインスタントラーメンを生み出したのです。

1971年にアメリカ視察に出かけた安藤氏。現地のスーパーの担当者にチキンラーメンを売り込みに行ったところ、それを小さく割ってカップに入れ、お湯を注いでフォークで食べ始めたことに衝撃を受けたそうです。それはそうですよね。日本にはどんぶりとお箸がありますが、アメリカにはありませんものね!この経験を元に開発されたのがカップヌードルです。インスタントラーメンを世界に広めるために食習慣の壁を超える事が必要だということから生み出されたものだったんですね。

2005年には、安藤氏が長年抱いていた夢【宇宙食の開発】も実現しています!

6つのキーワード

そんな多くのアイデアを実現してきた安藤氏が大切にされていたのがこれら6つのキーワード!安藤氏のような世界的発明はできないかもしれませんが、でも日々の生活の中で心掛けることで、より豊かな毎日を送ることができる、そんな大切なキーワードですね。

  • まだ無いものを見つける
  • なんでもヒントにする
  • アイデアを育てる
  • タテ・ヨコ・ナナメから見る
  • 常識にとらわれない
  • あきらめない

マイカップヌードルファクトリー

カップヌードルの歴史を学び、クリエイティブシンキングを身につけたところで、3階のマイカップヌードルファクトリーにやってきました!

自分でデザインしたカップに4種類の中からお好みのスープと、12種類の中から4つのトッピング具材を選んで作るオリジナルカップヌードル。味の組み合わせはなんと5,460通りになるそうです!

全く絵心のない私・・・とりあえずカラフルに塗ってカップの準備はOK!

その後スープを選び、トッピング具材を選び、最後に包装してもらってマイカップヌードル完成です!

NOODLE BAZAAR ワールド麺ロード

4階には安藤百福氏がめんのルーツを探る旅の中で出会った8ヵ国のめんを味わえるフードアトラクションがあります。イタリアンのパスタのように比較的身近なものから、カザフスタンのラグマンという初めて聞くようなものまで、8種類の味が楽しめるようになっています。ですが今回私が試したのはめんではなくカップヌードルソフトクリーム!!!世界中でここでしか味わえないというキャッチコピーにつられてしまいました!お味は・・・・かなりしっかりカップヌードルの味です。一口目はあまりの再限度にちょっとビックリしてしまったのですが、ソフトクリームの甘さと塩味が相まってちょっと病みつきになるかも・・・・皆さんも是非挑戦してみて下さい!

実際に足を運んでみるまでは、お子様向けの室内テーマパークのようなものを想像していたのですが、大人も十分に学び楽しめる場所でした。安藤百福氏の6つのキーワードを胸に明日からも頑張ろう、そう思わせてくれるエネルギー溢れるカップヌードルミュージアム横浜、是非足を運ばれてみて下さい!

カップヌードルミュージアム 横浜

住所神奈川県横浜市中区新港2-3-4
電話番号045-345-0918(総合案内)
営業時間10:00 – 18:00(最終入館17:00)
休館日火曜日・年末年始
入館料【大人】500円
高校生以下無料
※ マイカップヌードルファクトリーなどは別料金となりますのでご確認下さい
ウェブサイトhttps://www.cupnoodles-museum.jp/ja/yokohama/